ミドルエイジクライシスという言葉があるのをご存じでしょうか?
これは「中年の危機」といって、いろいろ経験を積んだ40代になったときに生まれる心の悩みで、ゴーギャンコンプレックス、ミッドライフクライシスとも呼ばれます。
このミドルエイジクライシスを迎えている人たちは、
いまが不満、というわけじゃない
でも今までと同じことを繰り返す
それは不安だし不満
んじゃぁ、どうすりゃいいの?
自分は何をしたいの?
そもそも何ができるんだろう?
なんていう答えがあるようでない問いかけを自分にして悩み、人によっては寝こむ人もいます。
今そんな悩みを抱えている女性の方が、いろいろ探していたらヘリオセントリックを見つけたという方が相談にきてくださいます。
で、このミドルエイジクライシスは星からのおためしだったりします。
占星術のミドルエイジクライシス

これは最後のチャンスだ。先に進めば、もう戻れない。青い薬を飲めば、お話は終わる。君はベッドで目を覚ます。好きなようにすればいい。赤い薬を飲めば、君は不思議の国にとどまり、私がウサギの穴の奥底を見せてあげよう
マトリックスという映画に、こんなセリフがあります。
今のままでいくか
それとも魂のままの自分で進むか
そんなおためしを太陽系の惑星からされるのが占星術のミドルエイジクライシスです。
冥王星:35歳ぐらい〜
まず「容赦ない破壊」というキーワードのある冥王星がおためしにやってきます。
かなりド派手なおためしをしにきます。

これは最後のチャンスだ。先に進めば、もう戻れない。青い薬を飲めば、お話は終わる。君はベッドで目を覚ます。好きなようにすればいい。赤い薬を飲めば、君は不思議の国にとどまり、私がウサギの穴の奥底を見せてあげよう
なんて生やさしいものじゃなく、人によっては強引に口をあけられて赤い薬を飲まされることもあります。
実際に僕はそんな感じでした。
当時はおもちゃの中で走り続けるハムスターのようにもがいていました。

で、頑張っていれば報われるという幻想に気づき、努力の方向性を変え、今の生き方にシフトをはじめたのが、ちょうどこの頃でした。
海王星:40歳ぐらい〜
「ダメな自分でいいじゃないニンゲンだもの」
海王星からそう開き直ってみれば? とおためしされるのが40歳くらいです。
「40にして惑わず」
という言葉がありますが、僕は40歳の誕生日にピタリと迷いがなくなり、自分の進む方向が定まりました。
天王星:40歳ぐらい〜
天王星を読むときはリフォームというキーワードを僕は使うのですが、海王星の影響で方向性が定まった後も、
「大丈夫? ホントにこれでOK? もうちょいこうしたら?」
と微調整のために天王星がおためしにきます。
人によっては、あの映画の「バルス!」のようなクライマックスシーンのような出来事が起こったりもしますが、それは天王星の仕業だったりします。
「あのときにあった、どえらい出来事があったから今があるんだなぁ」
と思うことができるのが天王星のおためしです。
土星:43歳ぐらい〜
構造の安定、仕組みや土台の構築、調和というキーワードがある土星が、自分が決めた人生を構築するためにやってきます。
この頃にようやく35歳から始まったミドルエイジクライシスがハッピーエンドに向かっていきます。
うまくおためしを乗り越えた人は環境や性格が穏やかになり、ワクワクな50歳を迎えるのが楽しみ。
と思えるようになります。
まあ、そんなことは起きない人もいますが、それはそれで大丈夫です。
ちなみにヘリオセントリックだと、構造系の角度が多い人が面白いミドルエイジクライシスを迎えています。
ミドルエイジクライシス、なにをすれば解決する?
自分はなにをしたいんだろう
そもそも何ができるんだろう
そんな答えのない問いかけを解決するためのヒントがヘリオセントリックで、抱えているモヤモヤがスッキリして、
今のままでいいんだ
このままでいいんだ
自分に自信をもっていいんだ
という安心感を得ることができます。
さらに自分でヘリオセントリックの盤面(チャート)を読めるようになると、自分の現在地がわかるので、さらに安心感が増します。
で、そのままスイスイと魂のままの自分で進んでいける人もいますが、魂のままの自分で進むにはステップがあって、時間がかかる人もいます。
ミドルエイジクライシスにいると、さっさと解決させて安心したいと焦りますが、生まれる前にしてきた約束によっては最初のステップからはじまる人もいます。
自分の価値を思い出す(癒やし)
どうせ自分なんてこんなもん
生きてる価値なんてないんだ
と自己否定感が強い人は、まず自分を癒すところからはじまります。
過去のトラウマと向き合い、ネガティブな感情を解放して自分のインナーチャイルドを癒やしたり、
退行催眠のセラピーを受けるなどして、魂のままの自分で進むために充電をして、
「ワタシはこの世界にたった一人しかいないかけがえのない存在なんだ」
と思えるようになるのが自己否定感が強い人のゴールです。
自分を受け容れる
「ダメな自分でいいじゃないニンゲンだもの」
癒しが終わると、あるとき自分のダメなところも受け容れられるようになります。
こうじゃなきゃいけない
こうしないといけない
そんな思いこみが少なくなって行動することに制限や条件がなくなり、周りからどう見られているか、どう思われているかが気にならず動きやすくなります。
ゴールを決める
ダメな自分を受け容れ、自分がやりたいと思っていることを自然とできるようになって、できることが増えていくと、
「自分はこの世界の一員として何ができるんだろう」
そんなスケールの大きなことを考えるようになります。
そのときにやることが「ゴールの設定」です。
大げさですが世界中の人がしあわせになるためのゴールを設定することです。手っ取り早いのは世界平和の実現です。
そこから掘り下げて、どうやって世界平和を実現するかを決めてみると、面白いくらいに行動の結果と質が変わっていきます。
人によっては頭からケムリがでるくらいに悩んでしまい、寝こむこともあるのがミドルエイジクライシスですが、
それを乗り越えたあとには、ホントに自分が望んでいる人生が待っています。
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