ヘリオセントリックには盤面に地球が存在します。一般的なジオセントリック占星術の盤面には地球は含まれていません。
地球という概念はヘリオセントリック占星術独自のものであり、正解という答えは存在せず、模範解答や教科書もありません。
そのため、地球の解釈は個人の自由です。ただし、地球の解釈に不安を感じる人もいるかもしれません。
自分の読み方であっているのだろうか?
自分の読み方で人が勘違いしたらどうしよう?
そのせいでその人の人生が破綻したら?
なんて考えてしまう人もいるかもです。
ヘリオセントリックの星読みを深く学ぶことで、そんな不安を解決できます。
しかし、自分の解釈が正しいのかと考えると、勉強が進まないこともあります。モチベーションが上がらず、星読みのプロになることは夢のまた夢のように感じるかもしれません。
今回は、地球のとらえ方と地球について解説していきます。
地球のとらえ方
まず、地球を象徴するキーワードをまとめると以下のようになります。
- ワタシ、ワタシたち
- 文明、社会
- 現実、今ここ
- 経験、体、体の内面
外惑星と地球
地球のキーワードと外惑星(木星、土星、天王星、海王星、冥王星)のキーワードを組み合わせることで、自分がどこに向かおうとしているのかや何をしたいのかがわかります。
例えば、
- 木星 → 人と関わる、人を集める、学びや遊びの場づくり
- 土星 → 仕組みをつくる、ルールをまわす、人や場を整える
- 天王星 → 仕組みを変えていく、新しい方法を見つける
- 海王星 → 人をホッとさせる、祈る
- 冥王星 → 探求する、壊してつくり直す
といった具体的な意味合いがあります。
地球に縁がある人は、外惑星との組み合わせと無意識の行動パターンが一致しています。
自分がなぜそのような行動を取るのか?
なぜ同じ場面で失敗するのか?
そんな疑問が湧いた場合は、外惑星と地球の組み合わせを調べてみましょう。
失敗は成功のマザーと言いますが、同じ失敗の繰りかえしは外惑星からのメッセージを受け取っているかもです。
そのメッセージを受け取ることで自己成長を遂げることができるのが、地球に縁がある人の特徴です。
うまくいかないと感じたら、惑星からのメッセージと考えて自身の星のチャートを見てみるのもいいです。
そこから抜け出すヒントを見つけることができるかもです。
内惑星と地球
内惑星との関連性から、自分自身をどのように活かすべきかを知ることができます。
- 水星 → 直感的に体の変化を感じ取り、言語化する
- 金星 → 五感を通じて体の変化を感じ取り、感情に変換する
- 火星 → 自分の目的を見つけ、現実に変えていく
角度(役割)によって異なる場合もありますが、一般的には内惑星との組み合わせに抵抗を感じる人が多いようです。
自分にはハードルが高いと感じるかもです。
「それはキライ」「自分にはできない」といった思考は本人次第です。
ただ、挑戦すればするほど自分の手数や持ち弾が増え、人生をより良くすることができます。
内惑星どうしの組み合わせに抵抗がある人は「チャンス」ととらえ、最初の一歩を、他の人からすれば「大したことない」そんな小さな最初の一歩を、まずは踏みだしてみましょう。
地球に縁がある人の悩み
地球に縁がある人は、自我が邪魔をする経験をすることがあります。自己主張して他人とぶつかる時期が訪れることもあります。
「自分が、ワタシが」と我を張ると周囲との摩擦に悩みを抱えることもあります。
でも、ぶつかると角が取れて自然と自己主張が減ることもあります。
自己主張をする場合でも、「自分が責任を持ってやり遂げる」という意識を持つことで、自己主張が建設的なものになることがあります。
地球に縁がない人の悩み
一方、地球に縁がないと感じて悩んでいる人の多くは、逆に金星に縁があることが多いです。
「自分がない」、「主体性がない」、「自分と他人の境目がわからない」といったことで悩むのが金星に縁があり、地球に縁がない人の特徴です。
しかし、自分にはそれが必要ない、自分にはなくてもいいと思って生まれてきたわけです。
自己主張をする必要はなく、開き直ることが大切です。
「自分? ないけど何か?」と思っているだけで十分です。他の誰からも何も言われなくなるでしょう。
地球のワタシ
ヘリオセントリックで地球は、自己や文明、社会、現実、経験、体、体の内面などをあらわします。
地球に縁がある人は、人や環境との関わりから自身を知り、自分を磨いて成長していけると読むこともできます。
経験をすればするほど、自分が広がっていくのが地球に縁がある人で、ワタシを指すのが自分だけでなく、家族、友人、会社、世界、宇宙と広がります。
自分の範囲が広がることで、物事をいろんな視点で判断できるチカラが地球に縁がある人には隠されています。
やるもやらないも、使うも使わないも本人次第ですが、より良い人生のため、自分の範囲を広げることに挑戦してみてはどうでしょう。
さらに内面にむかって進み、自分の奥深くを体験することが人の役に立つこともあります。
このブログで紹介している<フォーカシング>で自分の体の変化を言語化する練習することで、感情をコントロールしやすくなります。
さらにフォーカシングを練習することで、自分の感覚と他人の感覚を共感させて、相手の感情を理解したり、状況によってはコントロールもできます。
他人の体の痛みがわかることもあります。
練習は必要ですが、練習をして経験と体験を増やすことでそんな能力が身につくこともあるわけです。
使い方次第ですが、人の人生をより良く変えることができるわけです。
地球に縁がある人はフォーカシングにチャレンジしてみてください。
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